読んだよ…。
この本、てっきりあの辺とかあの辺かなあ…とのほほんとしてたんだけど、なんか違和感を覚えて検索かけて気付いたよこれ児童文学。金原瑞人が帯書いてる。「くもんの児童文学」、「児童文学」部分もそうだけど「くもんの児童文学」ってレーベル、『11歳のバースデー』とかさ…地味めな残る感じの本出してくるトコで、ビックリして即買いしたわ…買って良かったと思う。
以下ネタバレ。
私はこういう事に対して大丈夫だったタイプなんだけど、大変そうな人は見かけてたからそうだねーって読んでた。でもそれこの子だけが抱え込む事じゃなかったんじゃないって鼻白む自分もいたんだけどちゃんとそこを通ってくれておお…ってなった。大事よ。前と後にも色々と挟んでて、大人の読みものでなく児童文学だ…ってひしひしと感じた。そこも良かった。
もうなにもかも忘れてしまってるんだけど『だれが君を殺したのか』を読んだ時も、同じ勘違いをしたのよね…と思い出している。小4ぐらいで読んだ記憶なので内容は「覚えてる」と言えるものじゃないものの、表紙の自転車を乗ってるシーンじゃなかったかな…そのシーンで1番重要というか、くるっとひっくり返った感じもあり、その感覚を覚えててね…。おそらく「だれが君を殺したのか」って主人公がエピソード思い出しながら考え続けて、君が君を殺したって考えを自転車のシーンを思い出す事で「世間が君を殺した」って考えを変える話…と類推してるんだけど(読み返せ)、『杉森くん』は主軸の子が違うとも言えるし、別アプローチとも言えるのかな…。
持つには、今の子やさしーから重過ぎるぐらい持っちゃうのかもな…と思った。
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