いぬはっか

とうらぶ・刀ミュ/食べ物・お花・本 今の所大体食べている。
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52ヘルツのクジラたち

52ヘルツのクジラたち

写真は文庫の。しおり素敵ね。紙だとめちゃくちゃ早く読めるの勘で飛ばせるからだと思う。

泣いちゃったけど、ある人物の扱いが良いようで「天使」って感じで、それって結局どうなんだろう…とも思った。2021年の本屋大賞で沢山の人にも読まれててそれで(だから?)昨今のトランスジェンダーのああいう「理解」なの、52ヘルツと表現すべきなのかとか、物語内にいる時は感じないけど外に出たら思うよ。私たちは同じ言葉を使ってるのに、周波数も違ってないのに分かり合えてないんだよ。

誤嚥性肺炎とか痰を取る機械とか、あの辺りはめちゃくちゃ身に覚えがあって、ヤングケアラー(主人公は就職手前の18から? だから定義からは外れるのかな?)な年齢でそういうのツラい…ちゃんと行政を頼ってくれーって感じだし、義理の弟さんは男で琴美みたいな歩き方をするのか…と思うの物語の外の話だけど落ち込みそうよね…。

本屋大賞、
2019 そして、バトンは渡された
2020 流浪の月
2021 52ヘルツのクジラたち の流れなのね。本屋大賞は「だから」読むとか読まないとかしてない分途切れ途切れなんだけど、この3作は色々な理由で読んでる…。バトンの映画まで含めたら(原作バトンはそういう意味ではまとも)「異物は感動を提供しろ」と読めるの怖くない?

本屋大賞って今じゃすごく身近な賞…みたいになってるからするっと読みやすいんだけど、その分、日本で暮らす人が、本読みが何を見てるかとかが見える気がしてひやっとする感じがあって、本に書かれている事と同時にその本が支持された理由も抱えて考えておきたい。2022があの作品で、2023が再度凪良なのも…。

あと、60%ぐらい読んでその後ゆっくりずつ読んでた『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』も読み終わった。ナチは悪だけど後に残る功績や独創的アイデアもあるのだ…みたいなやり取りの時に「フォルクスワーゲンもその時にできた」みたいな話を見た事があったけど、実際には「構想は他の所から引っ張ってきた」もので、しかも積立はもらってて1台も配車してない…って衝撃過ぎた。国民車構想が上手くいかなかったんだよね〜ぐらいは知ってたが、配車0…ゼロよ…。

「ナチは悪だけど後に残る功績や独創的アイデアもある」と言われたら一般論として「まあ、全部が悪ではないやろ…」みたいになっちゃう気持ちも分かるが、でも実際に「功績」があったか「独創的アイデア」だったのかみたいな所でそんな事になってたら詐欺としか言いようがない…。

でも多分、大元をちゃんと理解していないので、じっくり読み直して今後色んな事を考える時に生かそう〜と思う。

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